筑波大学 情報学群
組み込み技術キャンパスOJT
2009年4月から筑波大学 情報学群3年生(学部3年生)を対象に開講したカリキュラムで、ベンチャー企業との連携による新しい産学共同教育プログラムです。学士課程においてこのようなカリキュラムを設置しているのは類い稀です。
キャンパスOJTとは、企業内で行われる具体的な仕事を通して、必要な知識、技術、技能、態度などを指導し修得させるというOJT(On the Job Training)をキャンパスに居ながら行う環境となっています。
企業からの講師を招聘し実践的な教育を行っています。
このカリキュラムではハードウェアコースとソフトウェアコースの2つの通年のコースがあります。
・ハードウェアコースでは、IoT機器を含め多彩な組み込み機器で使用される実時間映像処理用のシステムLSIの開発過程(回路設計、FPGA実装、CPUによる制御プログラミング、動作検証、etc.)に関するスキルと知識をハードウェアとソフトウェアの協調設計の観点から実践的実習を通じて教育しています。
・ソフトウェアコースでは、組み込み機器が高度化やモバイルへの広がりでUI/UXが欠かせなくなり、クロスプラットフォームへの対応要求も多くなってきたことからWeb技術も教育を行っています。また、ディスプレイの中だけのコンピューティングではなく、触れられる「もの」も快適で便利にする技術を実際に「もの」つくり動かすことを自ら考え行動し体験しています。
ハードウェアコース、ソフトウェアコースそれぞれ専用の教室を設置するとともに、3Dプリンタやレーザー彫刻機などの最新の精密加工機器および視聴覚設備などの情報機器を備えた、機能複合型多目的実習室「openfab 創房」を開設し、「ハード・ソフト・デザインの融合」を試みています。
大学公式サイト:http://www.cojt.or.jp/tkb/